α-リポ酸(アルファリポ酸)の天然由来と健康効果
α-リポ酸(チオクティック酸)は、体内の代謝に関与する天然化合物で、抗酸化作用や他の抗酸化物質の再活性化に寄与します。近年、サプリメントとしての医療的利用が注目されています。
α-リポ酸の主な用途
- 1980年代に抗酸化剤として認識され、活性酸素種を除去します。
- 他の抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)の再生を助けます。
- 糖尿病、肝疾患、神経障害などの治療や、パーキンソン病・アルツハイマー病など加齢関連疾患への効果が研究されています。
- 食品中の含有量は極めて少なく、医療目的では合成α-リポ酸を錠剤で摂取することが一般的です。
肉類に含まれるα-リポ酸
- 赤身肉、特に心臓、肝臓、腎臓などの臓肉に多く、乾燥重量1gあたり1〜3µg程度含まれます。
- これらの食品はベジタリアンには不適ですが、Bビタミンや鉄分も豊富で、栄養的に二重のメリットがあります。
野菜・穀物に含まれるα-リポ酸
- ほうれん草、ブロッコリー、芽キャベツ、エンドウ豆などの緑黄色野菜に約0.5µg/g(乾燥重量)含まれます。
- トマトや米ぬかも供給源で、米ぬかはビタミンEや食物繊維も豊富です。
酵母に含まれるα-リポ酸
- ビール酵母(Saccharomyces cerevisiae)や酵母エキスに含まれます。
- ビール酵母はBビタミンや微量元素クロムも含み、サプリメントとして販売されています。
- 酵母エキスは細胞内容物を抽出したもので、イギリスの人気スプレッド「マーマイト」などがあります。
