トリブラス・アクアティカスの利点

薬局で「Tribulus aquaticus(トリブラス・アクアティカス)」として販売されているのは、実は水栗(学名:Trapa natans L.)の抽出物です。学名が示す通り水中で成長し、池底の土に根を張り、上部の葉は水面に浮かびます。水栗は栄養価が高く、食べることでさまざまな健康効果が期待できます。

食料としての利用歴

水栗の実は古代から人々の食料として利用されてきました。デンプンが豊富でエネルギー源となります。南ドイツの先史時代の人々は日常的に食べ、古代ギリシャ・ローマでも食用とされ、ローマ人は「tribulus」と呼びました。現在でも食材として広く利用されています。

抗酸化作用

Tribulus aquaticus にはポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質が含まれています。主にフラボノイドとタンニンが存在し、これらは六炭素環を複数持つ有機化合物です。ポリフェノールが活性酸素(フリーラジカル)と反応して酸化されることで、フリーラジカルが他の組織を傷つけるのを防ぎ、体内の細胞や組織を保護します。

抗菌・抗真菌活性

インドなどで水栗はアーユルヴェーダや民間療法に利用され、赤痢やハンセン病から炎症まで幅広い症状に用いられます。サウラシュトラ大学の研究によれば、Tribulus aquaticus の皮から抽出したエキスは、血流に侵入し熱や肺炎を引き起こす真菌 Trichosporon beigelli や、感染症を起こす細菌 Micrococcus flavus に対して抗菌活性を示すことが報告されています。

アスリートへの期待

市販のサプリメントは、Tribulus aquaticus が脂肪燃焼や筋肉増強を促進し、テストステロン分泌を高めて激しいスポーツのパフォーマンスを向上させると主張しています。しかし、これらの効果は現時点では科学的に検証されていません。

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