クエン酸カルシウムの有効成分と吸収のポイント

自然界ではカルシウムはさまざまなカルシウム塩として存在します。カルシウムがクエン酸と結合したものがカルシウムクエン酸塩(カルシウムシトレート)です。この形態の主成分はシトレート結合したカルシウムで、カルシウム炭酸塩(カルシウムと炭素・酸素の結合)とは異なり、水にすぐに溶けます。体内ではカルシウムシトレート複合体として吸収されやすく、効率的に利用されます。

カルシウムサプリメントとしての位置付け

米国国立衛生研究所(NIH)ではカルシウムを栄養補助食品として分類しています。カルシウムシトレートは空腹時でも食後でも摂取可能で、胃内で溶解し小腸の壁を通じて吸収されます。これに対しカルシウム炭酸塩は酸性環境が必要なため、食事と一緒に摂取することが推奨されています(アリゾナ大学協同組合拡張プログラム)。

クエン酸カルシウムの吸収メカニズム

市販のカルシウムシトレートは粉末や錠剤として販売されており、代表的な商品名に「Citracal」などがあります。製造元の説明によれば、カルシウムシトレートは水に溶けるとカルシウムイオンとカルシウムシトレート複合体に分かれます。カルシウムイオンは腸細胞内部への「細胞内吸収」で、カルシウムシトレート複合体は細胞間の「細胞間吸収」を通じて体内に取り込まれます。

推奨される1日の摂取量

米国医学研究所(IOM)の食事・栄養委員会(FNB)は、成人の適切なカルシウム摂取量を1日あたり1,000〜1,200 mgと定めています。19〜50歳の男女は1,000 mg、50歳以上は1,200 mgが目安です。また、吸収率は1回の摂取量が500 mg以下のときに最も高くなるため、1,000 mgを摂取する場合は1日2回に分けて500 mgずつ摂ることが推奨されています。

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