ミエリン鞘の栄養サポート

ミエリン鞘とは

フランクリン研究所によると、ミエリン鞘は約30%がタンパク質、70%が脂肪で構成されており、脳に白い色合いを与えます。絶縁層として神経信号は結節(ノード)と間隙(ランヴァ)を高速で伝搬し、最大400フィート/秒(約122メートル/秒)に達します。主な役割は神経伝達の速度向上と保護です。

必要な栄養素

ミエリン鞘は脂肪が主体なので、必須脂肪酸を豊富に含む食事が不可欠です。オレイン酸はオリーブオイル、アーモンド、ピーカン、マカダミア、ピーナッツ、アボカド、母乳に多く含まれます。オメガ3・6系脂肪酸はくるみ、ヒマワリの種、魚介類、緑葉野菜に豊富です。これらを毎日摂取すれば、ミエリン鞘は適切に機能します。

栄養不足がもたらす影響

米国国立研究資源センターのエリック・チュドラー博士によれば、オメガ3・6が不足すると視覚障害、学習障害、運動障害、神経伝達物質のバランス崩れが起こります。また、多動性障害、うつ、統合失調症などの神経疾患リスクも高まります。適切な食事に切り替えることで、ある程度は回復が期待できます。

ミエリン鞘の疾患例:多発性硬化症

多発性硬化症はミエリン鞘が部分的に失われる疾患で、運動制御障害、言語・視覚障害、認知低下、感情変動、うつなどが現れます。症状は栄養不足によるミエリン障害と類似しています。

考慮すべき点

チュドラー博士が指摘するように、栄養とミエリン鞘の関係は研究が新しく、環境要因や教育・社会的背景も影響します。そのため、単純に栄養だけで全てを説明できない点に留意が必要です。

栄養補助食品 - 関連記事