ビタミンB6による神経障害治療
治療法
神経障害(末梢神経障害)は、手足のしびれやチクチク感を伴う状態です。原因としては薬剤の副作用、アルコール依存、糖尿病などが挙げられますが、ビタミンB6の不足も一因となります。米国国立衛生研究所(NIH)の栄養補助食品局によれば、B6は神経系の健康維持に必須で、欠乏すると神経障害が起こります。B6のサプリメントは神経障害の予防・治療に効果があり、糖尿病性神経障害を持つラットを対象とした研究(2009年『European Journal of Pharmacology』)でも、B群ビタミン(B6含む)投与により疼痛が軽減されたと報告されています。
相反する報告
一方、バージニア大学医療システムの報告では、ビタミンB6が神経障害を引き起こす可能性も指摘されています。ポイントは摂取量です。神経障害改善を目的としたB6の一般的な用量は1日50〜300 mgですが、200 mg以上の長期摂取は逆に神経障害、協調運動障害、呼吸困難を招くことがあります。過剰摂取を中止すれば症状は消失します。
判断のポイント
神経障害の兆候がある場合は、まず医師に血中ビタミンB6濃度を測定してもらい、サプリメントの必要性を相談してください。すでにB6サプリを服用していて神経障害の症状が出た場合は、直ちに使用を中止し、原因究明のために医師に相談することが重要です。
