アルギニンと筋肉の成長

概要

アルギニンは体内で一酸化窒素(NO)を生成する重要なアミノ酸です。卵、肉、牛乳に含まれ、カプセルでも摂取できます。非必須アミノ酸とされますが、妊娠や外傷などストレス状態では必須となります。近年の研究では、慢性心不全患者の治療にも有用と示唆されています。American College of Cardiology Journal の研究(40名)では、4週間にわたり1日8gのアルギニンを摂取したグループは、血管拡張が他のグループの6倍に達しました。この結果は、心血管機能だけでなく筋肉成長にもアルギニンが有益であることを示唆しています。

機能

アルギニンは体内で一酸化窒素を生成し、血流を増加させエネルギーを高めます。また、成長ホルモンの分泌を促進し、特にトレーニング前後に摂取すると筋肉の合成が促されます。ボディービル界では、1回の摂取量として3〜5gをトレーニング前後に摂ることが推奨されています。

食品に含まれる量

アルギニンは様々な食品に含まれます。主な例は以下の通りです。

  • 七面鳥(ロースト用) 1ポンド(約450g): 3,009 mg
  • 冷凍ほうれん草 1カップ: 2,877 mg
  • かぼちゃの種 1カップ: 2,076 mg
  • 卵白(新鮮) 1カップ: 2,700 mg
  • 牛赤身(目の丸) 1ポンド: 2,271 mg

主な効果

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促し、筋肉の増加と維持をサポートします。また、心血管機能の改善、創傷治癒の促進、ウイルスや細菌に対する免疫応答の向上も期待できます。

注意点

健康な成人に対しては概ね安全とされていますが、急性の心疾患や心筋梗塞の既往がある方、授乳中の母親、18歳未満の方は使用を避けてください。過剰摂取は血圧を過度に低下させる恐れがあるため、推奨量を守ることが重要です。

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