カルノシンとは?その働きと効果
概要
カルノシンは、アラニンとヒスチジンからなるジペプチドで、栄養補助食品および抗酸化剤として広く利用されています。脳、神経組織、心臓、骨格筋などに多く含まれ、神経伝達物質としても働きます。
機能
カルノシンは、細胞機能の向上と細胞障害の抑制(アルツハイマー病患者の脳に見られるベータアミロイドによる)を同時に行います。金属イオンのキレートや体内毒素の除去を助け、免疫機能を高め、嗅覚の改善効果も期待できます。
糖化防止
カルノシンは糖化(グリケーション)を抑制します。糖化は糖のアルデヒド基がタンパク質のアミノ酸と反応し、DNAやタンパク質に有害な変化をもたらす酵素反応です。糖化の抑制は白内障、腎不全、皮膚疾患、糖尿病、神経障害などの予防に役立ちます。
乳酸蓄積抑制
カルノシンは過剰な乳酸の蓄積を防ぎます。乳酸は激しい運動後の筋肉痛の原因となります。運動前後にカルノシンを摂取すると、筋肉痛を軽減、場合によっては完全に防止できることがあります。
目薬としての利用
高齢者に多く見られる老年性白内障の予防・改善にカルノシン点眼薬が用いられます。カルノシンはタンパク質の架橋を分解・阻害し、視力低下を防ぎます。
推奨摂取量
一般的には1日あたり100〜300 mgの摂取が推奨され、1日の上限は600 mgとされています。過剰摂取は筋肉の痙攣を引き起こすことがありますので注意が必要です。
