リポ酸の種類と特徴

α-リポ酸(アルファリポ酸)

ほとんどの抗酸化物質は脂溶性か水溶性のどちらかに限られますが、α-リポ酸は両方に溶けるため、体内のあらゆる部位でフリーラジカルと戦えます。食物からエネルギーに変換される際に生じるフリーラジカルは細胞を侵し、急速に増殖して細胞死を引き起こします。α-リポ酸はフリーラジカルの増殖を抑え、細胞の再生をサポートします。糖尿病や肝臓疾患の自然療法としても用いられ、赤身肉やビール酵母に含まれます。

R-リポ酸(R-α-リポ酸)

R-リポ酸は食品中に自然に存在し、グルタチオンの生成を助けます。グルタチオンは水溶性の重要な抗酸化剤で、解毒作用と免疫機能の維持に欠かせません。

S-リポ酸(S-α-リポ酸)

S-リポ酸は1952年に合成された人工的なα-リポ酸です。自然界には存在せず、健康効果は確認されていません。むしろ、R-リポ酸の酵素やタンパク質への結合を阻害する可能性が指摘されています。

ジヒドロリポ酸

α-リポ酸は体内でジヒドロリポ酸などに変換されます。2003年まで安定したジヒドロリポ酸は合成されていませんでしたが、その後研究により安定形が作られました。ジヒドロリポ酸も脂溶性・水溶性の両方に溶け、ビタミンEやビタミンC(アスコルビン酸)の生成を支援します。酸化すると再びα-リポ酸に戻ります。

ビタミン - 関連記事