ビタミンB17(アミグダリン)のリスクと副作用
ビタミンB17(正式名称はアミグダリン)は、がん治療の奇跡的効果が期待されて話題になりましたが、実際にはシアン化合物として体内でシアン化物に代謝され、深刻な副作用を引き起こす危険性があります。1982 年にメイヨー・クリニックのチャールズ・モートル博士が行った研究では、ビタミンB17は「有効性のない有毒な薬剤」と結論付けられました。以下に、主なリスクとその症状を解説します。
嘔吐
アミグダリンは体内で毒性物質と認識されるため、嘔吐を引き起こしやすくなります。特に大量摂取や空腹時の摂取は症状が顕著です。
低血圧(低血圧症)
体内で代謝されるとチオシアン酸塩が生成され、循環系を抑制します。その結果、血圧が低下し、血圧降下薬を服用している人は特に注意が必要です。
痙攣
アミグダリンはヘモグロビンから酸素を奪い、血中酸素濃度を低下させます。酸素不足は脳の電気活動に異常をもたらし、痙攣発作を誘発することがあります。
末梢神経障害
末梢神経系(脳・脊髄以外の神経)にダメージを与える可能性があります。症状はしびれや感覚異常として現れますが、アミグダリンの摂取を中止すれば多くの場合回復します。
昏睡
脳細胞への酸素供給が著しく低下すると、意識障害や最終的に昏睡に至ることがあります。早期に医療機関での治療を受ければ回復の可能性はありますが、重篤なケースも報告されています。
なお、ビタミンB17をがん治療目的で販売・宣伝することは多くの国で違法とされています。
