亜鉛と肝臓機能の関係
亜鉛の効果
亜鉛は必須微量ミネラルで、体内の細胞において鉄に次いで多く存在します。抗酸化作用と免疫機能の向上により、肝臓の負担軽減に寄与します。
- 創傷治癒と血液凝固を促進する。
- 体内の有害物質が産生する活性酸素(フリーラジカル)を除去し、抗酸化作用を発揮する。
- アルコールやその他の毒素で肝臓が過負荷になると、免疫力を回復させるサポートをする。
不足すると起こる症状
亜鉛は脳、肝臓、膵臓、腎臓に多く蓄えられています。そのため、アルコール依存などでこれらの臓器が過度に消耗されると、亜鉛欠乏に陥りやすくなります。
- 食欲不振、味覚・嗅覚の低下
- 体重減少、抜け毛、にきび
- 夜盲症、抑うつ感情
主な摂取源
食品からの亜鉛はサプリメントよりも吸収率が高く、以下の食材が豊富です。
- 牡蠣、魚介類、赤身肉
- メロンやスイカ、カンタロープの白い果肉(図はイメージ)
- ジンジャーやオレンジの白い部分をジュースにしたもの
過剰摂取のリスク
検査で亜鉛欠乏が確認された場合、サプリメントで短期間補うことは有効ですが、1日60 mg以上の過剰摂取は銅欠乏や鉄機能障害、免疫低下、HDL(善玉)コレステロール低下を招く恐れがあります(米国国立衛生研究所)。
適切な摂取量
亜鉛の推奨摂取量(RDA)は、成人男性で11 mg、成人女性で8 mgです。1日15 mgを超えない範囲で、マルチビタミンやバランスの取れた食事から摂取すれば、肝臓の健康維持に十分です。
