ビタミンB6の働きとは?
機能
ビタミンB6は、食事から摂取したたんぱく質・炭水化物・脂質のすべてを分解・利用するために不可欠です。また、セロトニンやγ-アミノ酪酸(GABA)といった神経伝達物質の合成にも関与し、これらの不足はうつや不安に関連します。さらに、月経前症候群(PMS)のうつや疲労感の軽減にも役立ちます。ビタミンB6は、ホモシステインをシステインに変換する(葉酸・ビタミンB12と共に)ために必要で、ホモシステイン濃度が高いと心疾患やうつのリスクが上がります。したがって、ビタミンB6は心血管系の健康維持にも重要です。
種類と主な供給源
ビタミンB6は以下の食品に多く含まれます。
- レバー、肉、魚、シリアル、豆類(大豆)、くるみ、柑橘類以外の果物
形態は主に3つあります。
- ピリドキシン:植物性食品やサプリメントに多く含まれる形態。
- ピリドキサール・ピリドキシンアミン:肉・魚・鶏肉に含まれる形態。
調理や加工で約50%が失われるため、サプリメントでの摂取が吸収率・利用効率が高いとされています。
摂取時の考慮点
ビタミンB6が体内で活性型になるには、ビタミンB2とマグネシウムが必要です。また、ホモシステインをシステインに変換するためにはビタミンB12と葉酸も必要です。したがって、ビタミンB6は他のビタミン・ミネラルと組み合わせて摂取することが望ましいです。
予防・対策
心臓・脳・神経系の健康を支えるために、1日あたり25 mgのビタミンB6の摂取を目安とします。マルチビタミン・ミネラル製品やBコンプレックス製品と一緒に摂ると相乗効果が期待できます。PMSの症状緩和を目的とする場合は、ピリドキサールリン酸(P5P)形態で1日100 mgの摂取が推奨されます。
過剰摂取の注意
ピリドキシン形態で過剰に摂取すると、神経障害(しびれ、うずき、疼痛)を引き起こすことがあります。長期間にわたり100 mg以上を摂取しないよう注意し、特にピリドキサールリン酸でない場合は医師と相談してください。
ビタミンB6はパーキンソン病治療薬(レボドパ)と相互作用する可能性があり、カルビドパなどの薬は体内のビタミンB6を減少させます。また、経口避妊薬も同様です。処方薬を服用中の方は、ビタミンB6の追加摂取や減量について必ず医師に相談してください。
