アルコールがビタミンB12吸収に与える影響

腸での吸収

過度のアルコール摂取は腸や胃を傷つけ、胃酸の分泌低下や絨毛・微絨毛の機能低下を招きます。胃酸が正常に働くとビタミンB12は食物から解放され、腸で吸収されますが、胃や腸が損傷するとB12は吸収されずに体外へ排出されます。

貧血

ビタミンB12が吸収できないと巨赤芽球性貧血(悪性貧血)を起こしやすく、特にアルコール依存者に多く見られます。血液の生成が不十分になると、B12吸収を助ける胃細胞も破壊され、悪循環が生じます。

栄養失調

多くのアルコール依存者は食事を飲酒で代用し、必要な栄養素を十分に摂取できません。その結果、体内のB12は減少し、さらに胃腸障害により摂取したB12すら吸収しにくくなります。

神経障害

長期間にわたってB12が不足すると、神経系が損傷し、感覚異常や運動失調などの症状が現れます。早期に補充しないと回復が困難になることがあります。

まとめ

過度の飲酒はビタミンB12の吸収を阻害し、貧血、栄養失調、神経障害といった深刻な健康問題を引き起こします。適量の飲酒とバランスの取れた食事、必要に応じたサプリメントの摂取が重要です。

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