ビタミンDと肝機能の関係
ビタミンDの食品源
ビタミンDを多く含む食品は限られており、主に脂肪の多い魚の肝臓、牛のレバー、卵です。十分な摂取は難しいため、牛乳やシリアル、パンなどにビタミンDが添加された強化食品が利用されています。また、日光を浴びることで皮膚でビタミンDが生成されますが、体内で利用するには肝臓と腎臓での活性化が必要です。
ビタミンDの活性化(変換)
ビタミンDは体内で「ヒドロキシル化」と呼ばれる過程を経て活性型に変わります。最初のヒドロキシル化は肝臓で、続く二番目のヒドロキシル化は腎臓で行われます。
脂肪吸収不良とビタミンD
ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、脂肪の吸収がうまくいかないと不足しやすくなります。肝機能が低下すると脂肪吸収不良が起こり、結果としてビタミンD補給が必要になることがあります。
慢性肝疾患におけるビタミンD欠乊
テネシー大学の研究では、肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患患者のビタミンD血中濃度を測定した結果、92%以上が何らかの欠乊状態であることが分かりました。
肝硬変とビタミンD欠乊の関係
同研究では、特に肝硬変患者において重度のビタミンD欠乊が顕著であることが報告されています。
