極端な減量がもたらす症状とは

余剰皮膚

短期間に大量の体重を落とすと、皮膚の弾力が失われ、余剰皮膚が残ることがあります。肥満手術(バリャトリック手術)を受けた人の中には、腹部・太もも・臀部の余剰皮膚を除去する「ボディリフト」手術が必要になるケースがあります。しかし、200人を対象とした研究では合併症率が約50%と高く、切開部の開裂や良性嚢胞の発生が報告されています。

脱毛

極端な減量は髪の健康にも影響します。バリャトリック手術後の数ヶ月間は、髪がもろくなり抜けやすくなることがあります。また、神経性食欲不振症(摂食障害)による栄養不足でも脱毛が起こります。食欲障害の疑いがある場合は、早急に医療機関を受診してください。

骨密度の低下

ミズーリ大学が2008年に発表した報告によると、急激なカロリー制限(3か月間)で体重を落とすと、骨のリモデリングは活発になるものの新しい骨の形成が追いつかず、骨密度が大幅に低下します。減量後の9か月の体重維持期でもリモデリングは高止まりし、密度の回復は見られません。その結果、骨が脆くなり、骨粗鬆症のリスクが高まります。摂食障害でも同様に骨密度低下が見られます。

疲労感

摂食障害や極端なカロリー制限により、倦怠感やめまいが頻発します。重度の場合は慢性的な疲労症候群や免疫力低下に繋がり、失神や転倒の危険があります。症状が続く場合は医師に相談してください。

留意点

脱毛、骨密度低下、持続的な疲労は、体が危機的状態にあるサインです。放置すると永久的な障害や最悪の場合は生命に関わることもあります。異常を感じたら速やかに専門医の診察を受けましょう。

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