体重増加に効果的な食事のポイント
がんや摂食障害など、体重増加が必要な病気があります。代謝が高くて体重が増えにくい人も、適切な食事で健康的に体重を増やすことができます。
食べるべきものの理解
糖分が多いキャンディやジュース、果物、ペストリーなどの単純炭水化物は、体内で速やかにエネルギーに変わりますが、余分なエネルギーは脂肪として蓄積されやすく、過剰に摂取すると不健康な体重増加につながります。一方、全粒オート麦や全粒穀物、全粒小麦などの複合炭水化物を組み合わせることで、エネルギー供給が安定し、健康的に体重を増やすことができます。
カロリー密度の高い食品を選ぶことも重要です。たとえばレーズン1カップは約400kcalですが、きゅうり1カップはわずか20kcal程度です。高カロリーでも栄養価の高い食品を摂取すれば、健康を損なうことなく体重を増やせます。タンパク源は牛乳、ナッツ、豆類、赤身肉、魚、鶏肉などが適しています。筋肉の成長・修復に必要なタンパク質をしっかり補給しましょう。脂質はオリーブオイルや菜種油、コーン油などの一価不飽和脂肪酸を中心に、種子やナッツ、乳製品からも摂取できます。
実践的な方法
体重を増やすには「食べる量を増やす」だけでなく、食事回数を増やすことが効果的です。1日5〜6回に分けて食べることで、常にカロリーを供給しつつ代謝を正常に保てます。各食事には必ずタンパク質、炭水化物、脂質をバランスよく含めましょう。目安としては、体重(ポンド)×20kcal が1日の必要カロリーです(例:体重70kg≈154lbなら約3,080kcal)。
最初は目標カロリーに届かないことが多いので、まずは1日100kcalずつ増やすことから始めます。たとえば、サラダにかけるドレッシング大さじ1で約100kcalを追加できます。カロリーが足りないときは、水の代わりにミルクやフルーツジュース、プロテインシェイクなどカロリーの高い飲み物を取り入れると効果的です。
役立つヒント
食事だけでなく、適度な運動も体重増加に役立ちます。アメリカ心臓協会が推奨するように、週に2〜4回、20〜30分の有酸素運動は心肺機能を保つために続けましょう。ただし、過度の有酸素運動は炭水化物を消費しすぎて体重が減少しやすくなるため、控えめにします。代わりにウェイトトレーニングで筋肉量を増やすと、筋肉は脂肪よりも重く、健康的に体重を増やすことができます。
