ストレッチの危険性と注意点

マラソンのトレーニングやスポーツ、ダイエットのための運動において、運動前後のストレッチは柔軟性を高め筋肉の緊張を和らげるなど多くの効果があります。しかし、正しく行わなければ逆に怪我の原因になることがあります。ここでは、ストレッチに潜む危険と安全に行うためのポイントを解説します。

痛みが出ることは異常サイン

ストレッチ中に痛みを感じる必要はありません。痛みが出た場合は、筋肉を無理に伸ばしすぎている可能性が高く、筋肉の損傷(肉離れ)につながります。痛みを感じたらすぐに姿勢を緩め、無理に伸ばし続けないようにしましょう。

不適切なフォームが原因の怪我

正しいフォームで行わないと、筋繊維が裂ける危険があります。たとえば、ふくらはぎのストレッチは、壁や椅子に前腕を当て、片足を前に、もう片足を後ろに伸ばしてゆっくり前傾しますが、はね上がるようなバウンスは避けてください。バウンスは小さな裂傷を引き起こし、治癒後に瘢痕組織が残り、筋肉が硬くなる原因になります。

過度な伸ばしと疲労が招く二次的な怪我

筋肉が疲労状態で伸ばすと、筋肉がさらに硬直し、いわゆる「チャーリーホース」や筋痙攣が起こりやすくなります。慢性的な疾患を抱えている場合や、すでに筋肉に張りがあるときは、特に注意が必要です。無理なストレッチは医師や理学療法士に相談し、適切な方法を学んでから行いましょう。

実施時の留意点

パッシブストレッチ(他者やゴムバンド、タオルなど外部の力で筋肉を伸ばす方法)は、筋肉自体が動かないため、特に注意が必要です。また、冷えた筋肉に対して直接ストレッチを行うと、筋繊維が損傷しやすくなります。運動前にはまず軽い有酸素運動(ジョギングやその場での足踏み)を10分程度行い、筋肉を温めてからストレッチを開始してください。

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