効果的な食欲抑制剤はどれ?科学的根拠と注意点

カロリー不足の食事は体が食欲を刺激し、空腹感が増すことがあります。食欲抑制剤はその反応を和らげる目的で使用されますが、市販されているものの多くは効果が薄いか安全性に問題があります。以下では、科学的研究や臨床試験で有望性が示された数種類の食欲抑制成分をご紹介します。

フーディア(Hoodia)

フーディアはアフリカ・カラハリ砂漠原産のサボテンに似た植物で、Hoodia gordoniiHoodia pilifera の2種が食欲抑制効果を持つとされています。植物体内に含まれるプレグナン配糖体が食欲を抑える作用を担い、2006年の南アフリカの研究では、8日間投与したラットの食欲と体重が有意に減少したと報告されています。

ガルシニア(Garcinia)

ガルシニアはインドや東南アジアに自生する柑橘系の果実で、別名ブリンドルベリーと呼ばれます。果皮に豊富に含まれるヒドロキシクエン酸(HCA)は食欲抑制作用があるとされ、2009年のインドの研究でラットの食欲が顕著に低下したことが確認されています。また、1999年のオーストラリア医療ジャーナルに掲載されたヒト研究6件のうち5件で体重減少と食欲抑制の効果が報告されています。

緑茶(Green Tea)

緑茶に含まれるカフェインとカテキン、特にエピガロカテキンガレート(EGCG)は食欲抑制に寄与します。EGCGは食欲ホルモンであるレプチンの分泌に影響を与えると考えられています。2000年のライコミング大学の実験では、抽出物のカプセルよりも、抽出したお茶そのものを飲む方が食欲抑制効果が高いことが示されました。

カプサイシン(Capsaicin)

カプサイシンは唐辛子の辛味成分で、特定の神経や神経ペプチドを刺激し食欲を抑えるとされています。また、腹部を温めることで満腹感が得られます。カプサイシンは自然な形で食事に取り入れるのが最も効果的で、サプリメントでは同等の効果は期待できません。なお、潰瘍や胃炎などの消化器疾患を持つ方は摂取を控えるべきです。

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