Adipex(フェンテルミン)によるダイエット:作用機序・注意点・併用療法

肥満治療におけるAdipex(フェンテルミン)

Adipexは、アンフェタミン系・フェネチルアミン系に属する薬剤「フェンテルミン」の商品名です。医師の処方が必要で、肥満患者の体重減少を支援するために用いられます。

作用機序と食欲抑制効果

Adipexは視床下部を刺激し、セロトニンとノルエピネフリンの分泌を促進します。これらの神経伝達物質は覚醒度を高め、闘争・逃走反応(心拍数上昇、食欲抑制、エネルギー分解の促進)を活性化します。その結果、食欲が減少し、エネルギー消費が増えるため、短期間で体重が減少しやすくなります。

重大な注意点

フェンテルミンはアンフェタミン様の刺激薬であるため、以下のような状態の方には使用できません。

  • 高血圧、強い不安、コントロール不良の糖尿病を有する方
  • 他のダイエット薬やモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)を服用中の方
  • 興奮しやすい方、依存症や薬物乱用の既往がある方

併用治療(生活指導)

Adipexは単独での効果に限界があるため、医師の指導のもと、カロリー制限食と適度な運動を組み合わせて最大12週間使用します。例えば、1,000kcal、1,200kcal、1,500kcal の3種の食事プランが用意され、各食事で摂取すべき果物、脂質、乳製品、肉類、野菜、炭水化物の目安が示されています。

臨床試験では、Adipexと食事・運動療法を併用した群は、プラセボと食事のみの群に比べて平均的により多くの体重減少が確認されています。

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