急速な減量がもたらす影響
原因
- 急速な減量は、1日800kcal以下の極端な低カロリーダイエット(断食)や、キャベツスープダイエット、デトックスダイエットなどの「クラッシュ」ダイエットが主な原因です。また、胃縮小手術後のカロリー制限も同様です。
身体への影響
- 代謝低下:低カロリー食に入ると体はエネルギーを節約し、代謝が低下します。筋肉を分解してエネルギーを得るため、筋肉量が減少し、結果的に基礎代謝が落ち、少量のカロリーでも体重が増えやすくなります。
- 胆石のリスク:カロリー不足で胆汁の流れが滞り、胆石ができやすくなります。水分を1日5リットル以上摂取することが推奨されます。
- 栄養素欠乏:鉄、ビタミンB12、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどが不足し、貧血、精神状態の低下、心機能障害、骨粗鬆症などを引き起こす可能性があります。
- 筋肉量と臓器の機能低下:筋肉が分解されると筋肉量が減り、体重は急激に減りますが、脂肪が減っているわけではありません。また、肝臓・腎臓・胆嚢・心臓への負担が増大します。
- 脱水と水分重量の減少:筋肉中の水分が失われやすく、脱水症状が起こります。
- 余剰皮膚、寒さ、脱毛:皮下脂肪が急速に減少すると皮膚がたるみ、余分な皮膚が残ります。保温層が失われるため寒気を感じやすく、タンパク質不足で毛髪が抜けやすくなります。
精神的な影響
- 栄養不足、とくにビタミン欠乏は気分の落ち込みや抑うつを引き起こし、結果として摂食障害(神経性無食症・過食症)のリスクが高まります。
予防・対策
- 医師の指導のもと、1週間に0.5〜1kg(1〜2ポンド)程度の減量を目安にすることが安全です。
警告
- 異常な症状や副作用を感じたら、速やかに医師に相談してください。
