危険なダイエット薬の実態と注意点

市販や処方箋で入手できるダイエット薬は数が非常に多く、その中には臨床試験で安全性が確認されていない成分が含まれるものもあります。これらを使用すると、他の薬との相互作用や健康被害のリスクが高まります。米国食品医薬品局(FDA)は2009年3月に72種類のダイエット薬に対し警告を出しました。

ブラジル産ダイエット薬

近年、海外からの体重減少薬の輸入が増加しています。ブラジル製の一部製品には、米国で使用が禁止されているアンフェタミンが含まれていることが判明しています。また、減量目的ではなくうつ病治療薬のフルオキセチン(商品名プロザック)など、全く別の用途の薬が混入しているケースもあります。

中国産ダイエット薬

中国から輸入されるダイエット薬は、ラベルが中国語のみで記載されていることが多く、成分が不明確です。購入前に販売業者の信頼性を十分に調査し、成分情報が明示されているか確認することが重要です。

エフェドラ(エフェドリン)

エフェドラは2004年にFDAにより使用が禁止されました。心筋梗塞や脳卒中のリスクが指摘されたためです。禁止対象にはエフェドラから抽出されたエフェドリンも含まれます。その代わりに、一部メーカーは苦味オレンジの皮エキスを使用していますが、こちらもFDAの安全性評価は十分に行われていません。

FDAの規制限界

1994年に制定された栄養補助食品に関する法律により、FDAは市販前にダイエットサプリの安全性や表示を検査できません。医薬品とは異なり、販売後に問題が発覚した場合に初めて介入できるため、違法成分が含まれる製品が市場に流通するリスクがあります。違反が確認された場合、摘発、製品没収、刑事訴追などの措置が取られます。

購入・使用時の留意点

ダイエット薬を購入する際は、必ず成分表を確認し、メーカーの信頼性を調べましょう。また、使用前に医師や薬剤師など医療専門家に相談することを強く推奨します。

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