固定メニュー式ダイエットとは、限られた食品リストから選ぶか、全ての食事が事前に決められたプランに従う食事法です。主な目的は体重減少ですが、特定の健康状態に合わせて利用されることもあります。選択肢が限定されることで高カロリーや禁じられた食品への誘惑が減り、健康的な食習慣の形成がしやすくなります。
代表的な固定メニュー式ダイエット
スカーズデール・メディカル・ダイエット
1970年代後半にハーマン・ターノーワー医師が考案した低脂肪・低カロリー・低炭水化物のダイエットです。2週間は厳格にメニューを守り、その後2週間は緩やかなプランに切り替えるというサイクルで行われます。
許可される飲料は紅茶、ブラックコーヒー(甘味料は可)、水、炭酸水、ダイエット飲料のみ。朝食は毎日同じで、半分のグレープフルーツと飲み物。間食はにんじんとセロリだけです。昼食と夕食は事前に決められたメニュー通りに摂ります。
バリエーションとして、グルメ版、ベジタリアン版、インターナショナル版、節約版があり、カロリーや脂質・炭水化物の数は大きく変わりませんが、使用する食材が異なります。
キャベツスープ・ダイエットとマスター・クレンズ
キャベツスープ・ダイエットは、7日間ほぼキャベツスープだけを摂取し、日ごとに少量の許可食品を加える極端に制限されたプランです。長期間続けることは推奨されません。
マスター・クレンズは、10日間水・カイエンペッパー・メープルシロップだけで作った飲料を飲むデトックス法です。これも短期間の使用に限られます。
注意点と批判
固定メニュー式ダイエットは体重減少に有効な場合がありますが、メニューが単調になるため飽きやすく、食事が退屈だと感じる人が多いです。その結果、長く続けられずに食事制限を破ってしまうケースも少なくありません。
また、他者が作成した固定メニューだけに依存すると、自分で健康的な食事を選ぶスキルが身につきにくいという指摘があります。
栄養面でも問題があります。スカーズデール・ダイエットはカロリーが極端に低く、栄養不足になる恐れがあります。キャベツスープ・ダイエットやマスター・クレンズも必要なビタミン・ミネラルが不足しがちで、短期間の利用にとどめるべきです。
