肥満がもたらす健康リスク
米国医師会誌(JAMA)の調査によると、肥満は毎年約28万人の米国成人の死因となっています。BMI(体格指数)が40を超える状態を「重度肥満」と定義し、これは健康合併症のリスクが極めて高く、生活の質が著しく低下することを意味します。重度肥満はさまざまな疾患を引き起こし、早期死亡につながることもありますが、体重をわずか10%減らすだけでも、生活の質と寿命が大幅に改善されます。
心臓病
肥満は高血圧・高コレステロール・高トリグリセリドといった複数のリスク因子を伴い、心臓病のリスクを大きく高めます。その結果、心筋梗塞、狭心症、さらには急性心不全に至る可能性があります。
脳卒中
肥満に伴う高コレステロールと運動不足は動脈硬化を促進し、血栓が形成されやすくなります。血栓が血管から離脱して脳に達すると、細い脳血管を詰まらせ、重篤な脳卒中を引き起こします。
糖尿病
米国国立衛生研究所のデータによれば、2型糖尿病患者の約67%が過体重または肥満です。糖尿病は腎不全や失明、適切に管理しない場合は致命的になることもある深刻な疾患です。
がん
肥満は前立腺がん、乳がん、腎臓がん、胆嚢がん、大腸がんなど、さまざまながんのリスクを上昇させます。
呼吸器系の問題
体幹部や胸部に脂肪が蓄積すると、肺への空気取り込みが制限されます。その結果、喘息や気管支炎のリスクが高まり、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなります。
