PVLの長期的な影響

周囲脳室白質軟化症(PVL)は、胎児や新生児の脳室周囲の白質が酸素不足になることで起こる疾患です。早産児に多く見られ、軽度から重度までさまざまな短期・長期の影響があります。

身体発達への影響

PVLは脳と脊髄をつなぐ白質に障害を与えるため、運動機能や筋緊張に問題が生じます。ハイハイや座位、立位が遅れることがあり、筋肉が痙縮したり緊張が強くなったり、逆に弛緩して反応が鈍くなることがあります。細かい動作と大まかな動作の協調が難しく、適切な管理がない場合は運動障害や脳性麻痺へと進行することがあります。

知的発達への影響

脳のどの部位が障害を受けたかにより、言語や認知の発達が遅れることがあります。知的障害や学習の困難が見られ、非影響児に比べて新しい技能の習得に時間がかかります。

視覚障害

酸素不足により視覚中枢が損傷すると、脳性視覚障害、視野欠損、萎縮、斜視、眼振などが起こります。脳性視覚障害は進行しにくいものの、物体認識が困難になることがあります。

聴覚障害

同様に聴覚中枢が影響を受けると、難聴が生じます。これにより言語発達が阻害されるため、聴覚障害はPVLの他の症状とは別に早期に評価・治療する必要があります。

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