子どもの足首・足の痛みの原因と対処法

足首や足の痛みは、夜間に子どもを目覚めさせたり、日中に足を引きずったり、つま先歩きをさせたりすることがあります。原因はさまざまで、自然に治るものもあれば、医療的介入が必要なものもあります。

成長痛(Growing Pains)

成長痛は主に夜間に起こりますが、実際には活発な一日の活動が原因とされています(米国小児科学会)。脚に多く見られますが、足にも現れることがあります。痛みはマッサージや温熱パッド、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどの市販鎮痛薬で和らげられます。

以下の症状がある場合は小児科医の診察を受けてください。

  • 痛みが持続し、朝方にも続く
  • 関節の腫れ、圧痛、赤みがある
  • 怪我と関連した関節痛
  • 足を引きずる、筋力低下、異常な倦怠感がある

足の障害

つま先歩き(Toe‑walking)

歩き始めたばかりの幼児がつま先で歩くことは一般的で、アキレス腱やかかとの痛みを引き起こすことがあります。幼児期を過ぎてもつま先歩きが続く場合は、アキレス腱が短くなっている可能性や、筋ジストロフィーや脳性麻痺といった神経筋疾患のサインであることがあります。小児科医への相談が必要です。

扁平足(Flat feet)

足の土踏まずが十分に形成されていない扁平足は子どもに多く見られ、ほとんどは成長とともに改善します。過度の歩行やランニングで足や足首に痛みが出ることがあります。足病医(ポダイアトリスト)はヒールカップやインソールの使用を勧めることがあります。

怪我と感染症

ストレス骨折

スポーツに熱中する思春期の子どもに多く見られます。痛みは怪我直後に現れ、腫れや赤みを伴います。診断は比較的容易です。

Sever病(Sever’s disease)

8〜12歳(思春期初期)の子どもに起こりやすいかかとの痛みです。体重をかける活動中にかかと腱が過度の圧力を受け、成長板が炎症を起こします。治療は患部の冷却と、痛みの原因となった活動を数週間から数か月間中止することです。

骨・関節の感染症

血行性の感染が足や関節に広がると、痛み・腫れ・赤み・関節可動域の制限を引き起こします。切り傷などから感染が入ることがあります。非常に危険なため、速やかな医療機関受診が必要です。

複合性局所疼痛症候群(CRPS)

慢性の疼痛疾患で、怪我後に燃えるような激しい痛み、皮膚の過敏感、発汗、腫れが続きます。時間が経つほど痛みは悪化し、足や手から始まり、次第に脚や腕へと広がります。原因は未解明で、交感神経系の関与や免疫反応が関わっていると考えられています。

注意点

足や足首の痛みは良性の場合もあれば、重大な疾患のサインであることもあります。新たに痛みが出た場合や、痛みが長期間続く場合は、必ず医師の診断を受け、適切な治療計画を立てましょう。

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