子どもの腸内寄生虫の治療法とは
腸内寄生虫は宿主の腸内で栄養を奪う微小な生物で、腹痛・下痢・嘔吐・ガス・膨満感・血便・粘液便・体重減少・倦怠感などの症状を引き起こすことがあります。特に子どもは感染しやすく、早期治療が重要です。
回虫(ピンワーム)の治療
世界中の子どもの30%以上が感染するとされる回虫は、2〜13mmの長さで糞便を介して広がります。最も一般的な治療は、メベンダゾール(商品名:Vermox)を1回投与することです。
ジアルジア・ラムブリア(Giardia lamblia)の治療
ジアルジアは糞便や不十分に加熱された食材を通じて感染し、下痢や栄養不良を引き起こします。小児の場合は、400 mgのアルベンダゾールを1日1回、5日間服用します。
鉤虫(Hookworm)の治療
鉤虫は皮膚の小さな傷や毛穴から侵入し、血液や栄養を吸収します。治療は2段階で行います。
- 初回に400 mgのアルベンダゾールを1回投与。
- 続いて、100 mgのメベンダゾールを1日2回、3日間服用。
- 血液喪失がある場合は鉄剤で補い、重度の場合は輸血が必要になることがあります。
赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)の治療
赤痢アメーバは糞便を介して感染し、肝臓や肺、脳へ転移する危険性があります。治療は腔内アメーバ薬と組織アメーバ薬を組み合わせ、10〜20日間投与します。
子どもの腸内寄生虫予防
感染予防には日常的な衛生管理が重要です。トイレ使用後や土遊びの後は石鹸で手をしっかり洗い、野菜や果物は十分に洗浄してから食べましょう。
