子どもの正常なコレステロールレベル
子どもの健康管理でコレステロールはしばしば見過ごされがちですが、実は大人と同様に高コレステロールのリスクがあります。ここでは、子どものコレステロールの基準値や検査のタイミング、予防・治療法をわかりやすく解説します。
基準値
2歳から19歳までの子どもでは、LDL(悪玉コレステロール)を130 mg/dL未満、HDL(善玉コレステロール)を35 mg/dL以上に保つことが目標です。
種類
LDLは低密度リポタンパク質で、動脈にプラークを形成しやすい「悪玉コレステロール」です。一方、HDLは高密度リポタンパク質で、血液中のLDLを除去し血管を守る「善玉コレステロール」です。
検査のタイミング
以下のいずれかに該当する場合、2歳から子どものコレステロール測定を開始すべきです。
- 父母のどちらかがLDL 240 mg/dL以上である。
- 祖父母または親が55歳未満で心疾患を発症している。
- 子どもが肥満である。
予防と治療
主な対策は、食事と運動による生活習慣の改善、必要に応じてLDL低下薬の使用です。
留意点
高LDLの子どもは、将来動脈硬化のリスクが高まります。
誤解されやすい点
コレステロールは食事から摂取しなくても、肝臓で約1,000 mg/日自ら合成します。過剰に摂取する必要はありません。
警告
子どものうちに対策を怠ると、成人期に冠状動脈疾患のリスクが増大します。1日5皿以上の果物・野菜を摂取することで、コレステロール値の低下が期待できます。
