新生児の死に際した看護ケア

新生児死亡とは、生後1か月以内に起こる死亡を指します。米国の統計によると、毎年約1万9千人の赤ちゃんがこの期間に亡くなります。多くは出産直後、病院で起こります。看護師の配慮あるケアは、深い悲しみの中にあるご両親の癒しと回復を支える重要な役割を果たします。

ご両親への情報提供

死亡後の看護では、まずご両親が望むだけの情報を提供することが大切です。今後の流れや、病院が赤ちゃんをどのように保管するか、葬儀社への連絡や喪失支援・カウンセリング機関の紹介を行います。ご両親が詳細を求めた場合は、率直かつ優しい言葉で説明し、求められない限り余計な情報は控えます。

親子の絆づくり

一部のご両親は、搬送前に赤ちゃんと最後の時間を過ごしたいと考えます。抱かせる時間や触れ合う時間を確保し、希望に合わせて毛髪やデジタル写真などの思い出品を用意する病院もあります。ただし、これらが過度に刺激的になることもあるため、必ずご両親の意向を確認し、見た目や感触について事前に説明して準備します。

遺体のケア

赤ちゃんが亡くなると、看護師は体重・身長測定を行い、清拭・衣服の着替え、包帯で包むといった基本的な処置をします。その後、ご希望の方にはご両親に手渡し、別れの時間を設けます。最終的に、医療スタッフは赤ちゃんと胎盤を新生児死亡専用の検死室へ搬送します。

書類手続き

死産または出生直後の死亡でも出生届は必要です。医師または適切な権限者が死亡診断書を作成し、死亡証明書を発行します。多くの病院では、マーチ・オブ・ダイムズなどの専門機関に連絡し、支援情報を提供します。看護師は、赤ちゃんへの識別ラベル貼付、検死同意書の取得、病院死亡報告書の作成なども担当します。

検死(解剖)

検死は死亡原因を明らかにするために行われます。すべてのご両親が同意するわけではありませんが、情報を求めるケースが多いです。検死に加えて、レントゲン撮影、遺伝子検査、胎盤・臍帯の検査などが実施されることがあります。検査結果は通常、約1か月後に医師がご両親に説明します。

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