Gardnerella感染症(細菌性膣炎)の概要
Gardnerella vaginalis(ガードナレラ・バギナリス)による細菌性膣炎は、膣内の常在菌バランスが崩れたときに起こります。善玉菌がpHを保ち過剰増殖を抑えているはずですが、さまざまな要因でバランスが乱れると症状が現れます。
症状
主な症状は灰色または黄色の分泌物が出て、腐った魚のような臭いがすることです。かゆみを伴うこともありますが、無症状のケースもあります。
罹患しやすい層
若年成人女性、特に性行為を行う女性に多く見られますが、すべての女性が感染する可能性があります。
罹患率
成人女性の約半数がGardnerella vaginalisを膣内に保有していると報告されています。性行為が主な感染経路ですが、性経験のない女性でも検出されることがあります。通常は善玉菌が増殖を抑えています。
原因
抗生物質の使用、膣洗浄(ドウチング)、タンポンやダイアフラム、避妊スポンジ、子宮内避妊器具(IUD)や避妊ジェル・フォームなどが膣内の細菌バランスを乱し、Gardnerellaの過剰増殖を招くことがあります。
治療法
標準的な治療はメトロニダゾール500 mgを1日2回、6日間服用することです。再感染やパートナーへの感染防止のため、性的パートナーも同時に治療することが推奨されます。膣洗浄は一時的に分泌物を減少させますが、根本的な治療にはなりません。
