子宮筋腫と大きな血餅(血栓)
子宮筋腫は子宮の筋層にできる良性腫瘍です。特に粘膜下にできた筋腫は子宮内膜を刺激し、月経時に大量出血や大きな血餅(血栓)が混じることがあります。血餅自体は危険ではありませんが、出血量が多くなると生活に支障をきたすことがあります。
子宮筋腫とは
子宮は内側の子宮内膜層、筋層(子宮筋層)、外側の漿膜層の3層構造です。筋腫はこのいずれかの層にできる平滑筋の腫瘍で、良性ですがサイズや位置により症状が異なります。
子宮内膜(エンドメトリウム)
子宮内膜は子宮の最内側にある粘膜で、妊娠に備えて毎月増殖します。妊娠が成立しない場合は、月経として剥がれ落ちます。
粘膜下筋腫
粘膜下筋腫は子宮内膜に近い位置にできる筋腫で、内膜を圧迫したり接触したりします。このため、内膜が刺激されやすくなります。
粘膜下筋腫がもたらす影響
粘膜下筋腫があると、月経時に出血量が増え、血餅が大きくなることがあります。内膜への刺激が出血を長時間続かせるためです。
月経間出血(不正出血)
筋腫は月経周期以外でも出血(不正出血)を引き起こすことがあります。軽い点鼻から大量出血、血餅が混じるまで様々です。
治療法
大量出血や血餅が問題になる場合、外科的に筋腫を除去する手術が選択されます。子宮内膜を削除する子宮内膜切除術(エンドメトリアル・アブレーション)も、異常出血の改善に有効です。
