閉経後の大量出血はなぜ起こるのか

閉経後の大量出血は正常ではありません

閉経が始まるとエストロゲンが大幅に減少し、月経は止まります。そのため、閉経後に大量の出血が起きた場合は月経ではなく、医師に相談すべきサインです。

閉経の段階

閉経は大きく3つの段階に分けられます。

  • 周経(プレ更年期):卵巣はまだエストロゲンを産生し、月経は続きますが不規則になり、出血量が増えることがあります。
  • 閉経期:エストロゲンが十分に減少し、月経は止まります。この段階での出血は稀で、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられます。
  • 閉経後:月経が12か月以上続かない状態が続き、生涯にわたります。この段階での出血はすべて異常です。

子宮ポリープなどの子宮内増殖物

閉経期に子宮ポリープができる女性がいます。原因ははっきりしませんが、ホルモンの変化と関係していると考えられています。ポリープは子宮内膜から突き出た球状の組織で、ゴマ粒大からゴルフボール大までさまざまです。多くは良性で、自然に縮小することもあります。

機能性子宮出血(DUB)

40歳以上の女性の不正出血の約40%は機能性子宮出血です。エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れることで起こります。症状は大量出血、ほてり、気分の変動、膣の圧痛、男性型脱毛(多毛)などです。

視床下部機能障害

視床下部は脳の一部で、下垂体をコントロールし、下垂体は副腎・卵巣・甲状腺を調節します。視床下部の機能障害は、拒食症、過度の出血、過食症、腫瘍、頭部外傷、栄養失調、放射線治療、手術、過剰な鉄分摂取などが原因となります。

その他の考慮すべき要因

閉経後の出血は、卵巣嚢胞、子宮筋腺、子宮頸がん・子宮体がん、膣萎縮、子宮萎縮などさまざまな原因で起こりますが、ほとんどは生命に直結するものではありません。ただし、がんの可能性もあるため、早めの診断が重要です。

まとめ

閉経後に大量出血がある場合は、必ず医師に受診し、原因を特定して適切な治療を受けましょう。

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