更年期のホットフラッシュ(ほてり)
ホットフラッシュは、更年期に最も一般的に見られる症状のひとつです。エストロゲンの減少に伴うホルモンバランスの変化が原因で、約3分の2の更年期女性が経験します。症状の出方や期間は個人差がありますが、日常生活に支障が出るほどでなければ治療は必須ではありません。
ホットフラッシュとは
一瞬の熱感とともに顔が赤くなり、発汗が起こります。皮膚表面近くの血管が拡張して体温を下げようとするために起こります。場合によっては寒気や心拍数の増加を伴うこともあります。
ホットフラッシュのリスク要因
すべての更年期女性が経験するわけではありませんが、以下の要因がリスクを高めます。
- 喫煙者
- 肥満(BMIが高い)
- アフリカ系アメリカ人女性は白人女性より多く報告されています
- 中国系・日本系の女性は比較的少ない傾向があります
ホルモン療法
ホットフラッシュが耐え難い場合、医師はホルモン療法を勧めることがあります。最も効果的なのはエストロゲン療法で、錠剤、パッチ、ジェルの形で提供されます。子宮が残っている女性には、エストロゲン単独が子宮がんリスクを高めるため、プロゲスチンと併用します。エストロゲンが使用できない場合は、プロゲスチン単独療法が選択されます。
代替医薬品
ホットフラッシュ緩和を目的としたサプリメントもあります。代表的なのはブラックコホシュ(商品名:レミフェミン)や大豆イソフラボン、レッドクローバーです。これらはエストロゲン様作用を持つ成分が含まれますが、使用前に必ず医師に相談してください。副作用や他の薬剤との相互作用が報告されることがあります。
ホットフラッシュを抑える生活習慣
完全に防げないこともありますが、以下の要因を避けると頻度や強さを軽減できます。
- アルコール、カフェイン、辛い食べ物の摂取
- ストレス、タイトな服装、喫煙
- 暑い環境での長時間の滞在
涼しい服装を心がけ、扇風機やエアコンを利用しましょう。就寝時は冷たい枕カバーや薄い布団が有効です。適度な運動やヨガ、呼吸法でストレスを管理することもおすすめです。
