RVU(相対価値単位)の算出方法
概要
医療提供者は、Current Procedural Terminology(CPT)コードを使用して診療費を請求します。CPTコードは米国医師会(AMA)が策定したもので、さまざまな医療手技を統一的に表現するための標準用語です。Centers for Medicare & Medicaid Services(CMS)は、各CPTコードに対して「リソースベース相対価値システム(RBRVS)」、通称RVU(Relative Value Units)を設定し、金銭的価値を割り当てています。RVUは最低でも5年ごとに見直されますが、サービスの実際の償還額を保証するものではありません。プライベート診療所での料金設定の参考として利用されます。
必要なもの
- CMS医師料金表(Physician Fee Schedule)
手順
- 医師作業RVUの取得
CMSの料金表から、対象となるCPTコードに対応する「Physician Work RVU」を確認します。これは手技に必要な時間、技術、作業強度、訓練レベルを数値化したものです。 - 診療所経費RVUの取得
CMSマニュアルで「Practice Expense RVU」を調べます。診療所の家賃、備品、光熱費、サポートスタッフの人件費など、手技ごとにかかる直接的・間接的な費用が含まれます。 - 医療過誤RVUの取得
同様にCMSマニュアルから「Malpractice RVU」を取得し、該当手技に関連する専門職責任保険料を把握します。 - 地域調整係数(GPCI)の適用
Medicareの「Geographic Practice Cost Index(GPCI)」を用いて、上記3つのRVUを診療所所在地の生活費水準に合わせて調整します。生活費が高い地域ではRVUが上昇し、低い地域では減少します。最終的な償還額は、RVUとGPCIの掛け合わせで算出されます。
