メディケア(パートA)ホスピス利用時の費用負担要件
ホスピス利用の基本条件
メディケア(パートA)では、致命的な病状に対し治癒を目指す治療が無効となった、または患者本人が積極的な治療をやめる意思を示した場合に、ホスピスケアが提供されます。保険適用を受けるには、医師が「末期疾患の残り6か月以内」と診断し、患者が書面でホスピスを選択し、治癒治療を放棄する旨を表明する必要があります。
100%カバーされるサービス
パートAに加入している限り、以下のホスピス関連サービスは全額メディケアが負担します。
- 栄養指導・精神的カウンセリング
- 医療関連のソーシャルサービス
- 在宅ヘルパー、看護師、医師、ボランティアの訪問
- 専門的なリハビリテーションや家族への喪失支援(ベリフェア)
ただし、サービスはメディケアが認定したホスピス提供者から受けることが条件です。
レストパスケア(短期入院)
家族や介護者の負担軽減のため、認定された介護施設や病院で最大5日間の入院が可能です。メディケアは費用の95%を負担し、患者は5%の自己負担(コペイ)だけで済みます。利用回数に制限はありません(2023年時点の情報)。
処方薬
症状緩和や疼痛管理のための処方薬は、1処方につき最大5ドルの自己負担で済みます。これはメディケア・アドバンテージ(MA)プランを利用していても、ホスピスの費用はオリジナル・メディケアが優先的に支払います。
末期疾患以外の健康問題
ホスピス期間中に、末期疾患と無関係な別の健康問題が発生した場合は、通常のメディケアの自己負担(デデクタブル、コインシュランス、コペイ)が適用されます。これらのサービスはホスピスチームの医師や看護師が提供していても同様です。
メディケアが支払わないサービス
以下の費用はメディケアの対象外です。
- ホスピス利用中の部屋代・食費(施設に居住している場合も同様)
- 末期疾患と直接関係しない救急外来受診
- 疾患の根本的な治療や治癒を目的とした薬剤・治療
- 選択したホスピス提供者以外の別のホスピス機関が行うサービス(ただし、患者はいつでも提供者を変更可能)
