医療費貯蓄口座(HSA)の活用方法と対象経費

高額自己負担健康保険(HDHP)に加入している、あるいは医療保険未加入の方は、医療費貯蓄口座(Health Savings Account、HSA)を開設し、将来の医療・歯科費用のために資金を積み立てることができます。雇用主がHSA受託者と提携し、従業員に保険の代わり、またはHDHPと併用してHSA口座を提供するケースもあります。必要になったときに、HSAから資金を引き出して適格医療費を支払います。

対象となる医療費とは

HSAは2003年の医療改革法で創設されましたが、適格医療費の定義は米国国税庁(IRS)が管理しています。基本的には、スケジュールAで項目別控除できる費用と同様のものがHSAからの引き出し対象となります。インスリン以外の市販薬や、本人だけでなく配偶者や扶養家族の医療費も対象です。

一般的な医療・歯科費用

診察料、検査費、手術費、救急車利用料、処方薬はすべてHSAで支払える適格医療費です。診療所外で購入できる妊娠検査キット、絆創膏、眼科検査料、メガネや眼科手術費用も対象となります。

その他の一般的な対象費用

対象費用は幅広く、人工肢、点字教材、松葉杖、不妊治療、介助動物、補聴器、酸素供給装置、車椅子、化学療法による脱毛の代替ウィッグなどが含まれます。

住宅改修などの資本的支出

障害に対応するための住宅改修は、増加した評価額を差し引いた分だけが適格医療費として扱われます。具体例としては、ドア幅の拡大、バリアフリーシャワーの設置、低めのキャビネット、ドアハンドルやコンセントの変更、室内外の手すり設置などがあります。

保険料の取り扱い

HSA資金で支払える保険料は限定的です。COBRA保険料、長期介護保険料、失業給付受給中の保険料は対象ですが、民間の一般保険料は対象外です。Medicareの保険料(給与から天引きされるものを含む)はHSAで支払えますが、Medigap(民間補完保険)の保険料は対象外です。

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