米国の健康保険の主な種類
米国では、健康保険の仕組みが多様化しており、主に5つのタイプが存在します。各プランの特徴を把握し、自分に合った保障を選びましょう。
従来型保険(Traditional)
従来型保険は、医師や専門医を自由に選択できる点が最大の特徴です。主治医(Primary Care Physician, PCP)の許可を得ずに専門医を受診でき、年間の自己負担額(デダクティブル)を支払った後に保険が適用されます。ただし、保険料は他のタイプに比べて高めになる傾向があります。
健康維持組織(HMO:Health Maintenance Organization)
HMOプランでは、ネットワーク内の医師を主治医として選びます。専門医を受診する際は、主治医の承認が必要です。デダクティブルは設定されておらず、診療ごとに固定額のコペイ(共済金)を支払います。
優先プロバイダー組織(PPO:Preferred Provider Organization)
PPOは、HMOよりも柔軟性が高く、ネットワーク外の医師も受診可能です。ただし、ネットワーク内の医師を利用した方がコペイが低く抑えられます。カバレッジ範囲はHMOや従来型に比べて広いことが多いです。
ポイント・オブ・サービス(POS:Point of Service)
POSはHMOとPPOのハイブリッドです。ネットワーク内の主治医を選び、診療時に少額のコペイを支払いますが、ネットワーク外の医師を利用することも可能です。その場合は診療費の一定割合を自己負担します。ただし、処方薬や臓器移植、不妊治療、メンタルヘルスサービスなど、一部のサービスはネットワーク外では適用されないことがあります。
排他的プロバイダー組織(EPO:Exclusive Provider Organization)
EPOはPOSとHMOの要素を併せ持ちます。ネットワーク内の主治医を選び、基本的にネットワーク外の医療は利用できません(例外は限られています)。そのため、ネットワーク内の医師・施設を利用するインセンティブが強くなります。
