個人向け医療保険のポイント
医療費の上昇が続く中、個人向けの医療保険に加入することで、健康に関わる支出を抑えることができます。個人保険は団体保険と同様の保障が受けられますが、地域や健康状態により保険料は変動します。
加入対象
自営業者や長期失業者など、団体保険に加入できない人は個人医療保険で必要な保障を得られます。全国医療保険協会(National Association of Health Underwriters, NAHU)によると、団体保険と比べて保険料はやや高くなる傾向があります。保険会社はリスクを多数の契約者で分散させることでコストを抑えていますが、個人保険ではリスク分散の方法が異なります。
機能と保障内容
医療保険は標準的なパッケージで提供され、一定の診療や入院費用をカバーします。個人保険の場合、団体保険に比べて標準保障が限定的になることがあります。各州の「標準保障」の定義は異なるため、必要に応じてオプションの特約(ライダー)で追加保障を選択できます。
保険料クラス
保険料は加入者の健康状態に応じたクラスに分けられます。保険会社は健康リスクを評価し、同じクラスの契約者間でリスクを分散します。クラスは保険料や自己負担額、更新時の保険料に影響し、請求件数が多いほど保険料は上昇します。そのため、個人保険は団体保険よりも保険料が高くなることが一般的です。
健康状態と既往症
既往症(心疾患、糖尿病など)を持つ場合、保険会社は保険料を上げたり、一定の待機期間を設定したりすることがあります。待機期間は過去の保険加入履歴や保険会社の基準に基づきますが、一定期間が経過すれば保障が開始されるケースもあります。
留意点
2010年に施行された米国の医療改革法により、既往症がある人にも保険加入が義務付けられました。これらの保険は政府が助成する高リスクプールに属し、州によっては「最後の保険会社(insurer of last resort)」として指定された企業が提供しています。高リスク保険は標準保険に比べて費用が高くなることが多いですが、保険が全くないよりは安心です。
