連邦COBRA法の概要
基本概要
COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、雇用主が提供する団体健康保険を、雇用が終了した際にも一定期間継続できる制度です。雇用主の保険料負担はなくなるため、個人で保険に加入するよりは高くなるものの、通常は個人保険より安価です。
適用条件
- 対象となるプランは、前年に従業員20名以上、かつ事業日数の50%以上をカバーしていたもの。
- 対象者は、対象イベントが発生する前日に保険に加入していた従業員本人、配偶者、被扶養者。
- COBRA期間中に出生・養子縁組された子どもも対象。
- 主な適用イベント:退職・解雇(重大な不正行為は除く)、勤務時間の減少、離婚・別居、配偶者や被保険者の死亡など。
加入手続き
- 雇用主は適用イベントが発生したら30日以内にプラン管理者へ通知。
- 離婚や子どもの保険喪失の場合、対象者はイベント発生日から2か月以内に管理者へ連絡。
- 管理者は通知後2週間以内に加入方法を案内し、対象者は通知受領後60日以内に加入の意思を表明。
- 加入が決定したら、最初の保険料を45日以内に支払う必要があります。
継続期間
- 原則として最大18か月間保険が継続可能です。
- 特定のケースでは最大36か月まで延長できる場合があります。
- 雇用主が独自にCOBRA期間を超えて延長することも可能です。
- 保険料未納やMedicareへの切り替え、雇用主が団体保険を終了した場合、または新しい雇用先で既存条件が適用される保険に加入した場合は、保険が失われます。
個人保険への切替え(コンバージョン)
- 保険会社が個人保険商品を提供している場合、COBRA終了の6か月前までに参加者にその選択肢を提示しなければなりません。
- COBRAを最大期間前に終了した場合は、保険会社はこの義務を負いません。
