メディケア、メディギャップ、PFFS保険の違いは?
医療保険は民間と公的の両方があり、専門用語が多くて分かりにくいことがあります。メディケアとメディギャップは名前が似ている上に、PFFS(Private Fee‑for‑Service)といったアルファベットの略語も覚えにくいです。ここではそれぞれの仕組みと違いを整理して解説します。
メディケアとは
メディケアは米国政府が運営する医療保険制度で、65歳以上の米国市民や一定の障害を持つ人が対象です。所得制限はなく、過去に10年間以上社会保障税を支払っていれば基本的に無料で受けられます。米国市民であれば、保険料を支払うことで加入できます。
メディケアの構成要素
メディケアは大きく4つのパートに分かれます。
- パートA(入院保険):病院での入院費用をカバーします。
- パートB(外来保険):医師の診察、予防接種、医療機器などを対象とします。
- パートC(メディケア・アドバンテージ):民間保険会社が提供するプランで、パートAとBをまとめて受けられます。
- パートD(処方薬保険):医薬品の費用をカバーする民間プランです。
メディギャップ(Medigap)とは
メディギャップはメディケアの補完保険で、政府が直接提供しているわけではありませんが、メディケアと併用して使用します。主にオリジナルメディケア(パートA・B)で発生する自己負担金(免責額やコインシュランス)を補填する役割があります。メディギャップは民間保険会社が販売し、購入できるタイミングは州ごとに制限があります。メディケア・アドバンテージプランとの併用はできません。
PFFS(Private Fee‑for‑Service)とは
PFFSは「プライベート・フィー・フォー・サービス」の略で、民間保険会社が提供する保険です。オリジナルメディケアは全国的に受け入れられるフィー・フォー・サービス型ですが、PFFSは保険会社ごとに条件が異なります。医師は提供したサービスごとに料金を受け取り、契約条件により診療を途中で中止できる場合があります。ネットワークがない点が特徴です。
比較
PFFSはメディケア・アドバンテージの一形態として提供され、オリジナルメディケアとは別の選択肢です。費用はプランにより異なり、オリジナルメディケアのように全国で同一料金というわけではありません。また、PFFSはメディケア・アドバンテージの一部であるため、メディギャップと併用することはできません。
