VA(米国退役軍人省)配偶者向け医療給付の概要
米国退役軍人省(VA)は、退役軍人本人だけでなく、その配偶者や子ども、配偶者が亡くなった場合の遺族にも医療給付を提供しています。これらの給付は入院費用、処方薬、介護施設の費用などに充てられます。
基本情報
配偶者はVAヘルス管理センター(va.gov/hac/hacmain.asp)を通じて給付を申請する必要があります。VA病院や地域の外来診療所、プライマリケア医師の診療を受けられ、必要な医療費がカバーされます(美容目的や任意のサービスは対象外)。所得が一定以下の場合は無償で受診でき、その他は診療内容に応じた自己負担額(デダクティブルやコペイ)が発生します。
CHAMPVA(民間医療プログラム)
VAのCivilian Health and Medical Program(CHAMPVA)は、TRICARE(米国防総省が管理する現役・退役軍人向け医療保険)の対象外となる配偶者に給付を拡大します。対象は、サービス関連の障害により永久的に障害を負った退役軍人の配偶者、またはサービス関連の障害で死亡した退役軍人の遺族配偶者です。任務中に死亡した退役軍人の配偶者は、CHAMPVAではなくTRICAREの対象となることが多いです。
申請のポイント
申請に必要な書類を事前に揃えておくことが重要です。VAは退役軍人の除隊証明書、結婚証明書、死亡または離婚の証明書、そして収入を示す銀行取引明細や確定申告書などを求めることがあります。手続きには数か月かかることがあるため、できるだけ早めに申請しましょう。
給付が却下された場合
CHAMPVAの給付が一部否認されることがあります。否認理由は給付明細のコードで示されます。たとえばコード27は診断対象外のサービス、コード270は診断情報が欠如・不正確であることを意味します。具体的な質問はIRIS(Inquiry Routing and Information System)へ問い合わせてください。
その他の特徴
VAの医療給付はMedicareの後に適用される二次給付です。たとえば配偶者が65歳以上でMedicareに加入している場合、まずMedicareが費用をカバーし、残りをVAが負担します。また、未亡人が55歳未満で再婚するとCHAMPVAは失効しますが、55歳以降の再婚であれば給付を継続できます。
