朝に不安が増す理由とは?
多くの人は、特に不安障害を持つ人が、朝に最も強い不安を感じると報告しています。この現象は、覚醒直後にピークに達するストレスホルモン、コルチゾールの増加と関係しています。
コルチゾール、覚醒と不安
副腎髄質から分泌されるホルモン、コルチゾールは身体が肉体的・精神的な活動に備えるために分泌されます。交感神経を活性化させ、心拍数・血圧・呼吸を上げることで体を行動モードにします。このストレス反応に伴い、不安感が高まることが多いです。
コルチゾール濃度の日内変動
研究によると、覚醒後30分以内にコルチゾールは2〜3倍に上昇し、その後1日を通して徐々に低下します。このリズムは平日・休日を問わず一定で、朝に特に高いレベルが観測されます。
朝の不安(モーニング・アングザイティ)
「モーニング・アングザイティ」という言葉は、朝に特に強く不安を感じる状態を指しますが、一般人口における正確な有病率はまだ明らかにされていません。
不安障害と朝の不安
1977年のKnorring, Perris, Strandmanらの研究などにより、全ての不安障害を診断された人は、平均して朝に最も高い不安レベルを示すことが統計的に示されています。
朝の不安を引き起こすその他の要因
血中コルチゾールの上昇に加えて、以下の要因も朝の不安に関与すると考えられます。
- 不安障害そのものの存在
- 低血糖
- 期待や予測といった認知的要因
対処法
朝の不安に対処するための具体的な方法は次の通りです。
- 不安障害の根本治療を行う
- 起床後すぐに複合炭水化物を摂取する
- ゆっくりとした起床を心がける
- 起床直後にリラクセーション、ヨガ、瞑想を取り入れる
