不安が引き起こす現実感喪失とは?

不安はあらゆる身体的・感情的症状を引き起こす可能性があります。その中でも「現実感がない」「非現実的」と感じることは、パニック発作の前兆や発作中に現れることがありますが、精神が崩壊したわけではありません。

定義

現実感が乏しい、あるいは自分が自分の身体から離れていると感じる状態は、医学的には「離人感(depersonalization)」や「現実感喪失(derealization)」と呼ばれます。まるで自分が外部から自分自身を眺めているか、濃いガラス越しに世界を見るような感覚です。

不安が引き起こす離人感

研究によれば、離人感はパニック発作の直前や発作の最中に起こることがあります。これは、過度なストレスや不快感から体が一時的に切り離されようとする防御反応と考えられます。通常は発作が収まるとともに症状も解消します。

離人感障害(離人症)

離人感が頻繁に、長期間にわたって続く場合は「離人感障害」と診断されます。主に40歳以下の男性に多く見られ、併存して不安障害があることもありますが、離人感自体が主症状となります。

パニック障害

パニック障害は特定の不安障害で、離人感が伴いやすいとされています。Love Your Anxietyでは、離人感を恐れずに受け入れることで、不安エピソードの悪循環を断ち切る方法が提案されています。

強迫性障害(OCD)

強迫性障害は不安を伴う思考や儀式的行動が特徴です。OCD患者も離人感や現実感喪失を経験することがあり、これらの感覚に対処することが治療の一環となります。

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