DSM‑IVに基づく主要な不安障害の解説
米国精神医学会が発行する診断・統計マニュアル(DSM)は、精神障害の診断基準を示す指標です。2009年11月時点では第4版(DSM‑IV)が使用されており、過度の不安に関わる複数の障害の診断基準が掲載されています。
社交不安障害(SAD)
社会的場面で他人に評価されることへの持続的な恐怖が6か月以上続き、日常生活に支障をきたす場合、DSM‑IVでは社交不安障害と診断されます。
全般性不安障害(GAD)
日常的およびストレスの多い状況に対し、過度の不安と慢性的な心配が続く場合、全般性不安障害と診断されます。
外傷後ストレス障害(PTSD)
戦争、事故、犯罪などの強い外傷体験後に、フラッシュバックや睡眠障害、類似状況に対する強い不安が見られる場合、外傷後ストレス障害と診断されます。
パニック障害
突如として激しい身体的・情緒的苦痛が現れ、死の恐怖感や発汗、めまいなどの症状を伴う発作が繰り返される場合、パニック障害と診断されます。
特定恐怖症
特定の対象(例:運転、注射、特定の動物など)に対し、明確で強い恐怖と不安反応が現れる場合、特定恐怖症と診断されます。
