不安に対するトークセラピーの効果と選び方
認知療法
認知療法は、恐怖や推測に基づく信念を特定し、その妥当性を検証して、より正確な信念に置き換える手法です。不安を抱える人は最悪のシナリオを事実と受け止めがちですが、認知療法ではその誤った信念を修正し、現実的な考え方へと導きます。恐怖に基づく思考が減少すれば、不安症状も軽減します。米国心理学会(APA)によれば、8〜10回のセッションで効果が現れやすいとされています。
行動療法
不安障害が引き起こす恐怖は日常生活を妨げ、意味のある行動を阻害します。行動療法は認知療法と組み合わせて行われることが多く、現実的な信念を持った上で、具体的な行動ステップを設定します。新たな信念を実践で確認することで自己効力感が高まり、無力感に伴う不安症状が軽減されます。
対人療法
対人療法は、患者の人間関係の中で不安を捉え、対処法を学ぶことに重点を置きます。カリフォルニア州ラホーヤのスクリプス・メモリアル病院の臨床心理士ジョージ・プラット博士によれば、対人療法は3〜4か月のコースで実施され、重要な関係性における衝突や不安を乗り越えるスキルを養います。
精神力動療法
精神力動療法では、不安は過去の未解決の対立が現在の状況を引き起こす症状と捉えます。マクリーン病院の強迫性障害研究所で心理サービス部長を務めるジェフ・シマンスキー博士は、トークセラピーが過去の葛藤を顕在化させ、現在の不安を和らげると述べています。APAによると、効果が現れるまでに3〜4か月を要します。
セラピストの探し方
APAは、安心して相談できる信頼関係の築けるセラピストを選ぶ重要性を強調しています。治療効果はセラピストへの信頼と、提案された方法を実践する意欲に左右されます。かかりつけ医や地域のメンタルヘルスクリニックから紹介を受けるほか、APAや米国不安障害協会のウェブサイトでも不安に特化したトークセラピーの専門家リストが公開されています。
