不安発作を抑える薬
不安発作(パニック発作)は多くの人が経験します。軽度のケースでは認知行動療法だけで効果がある場合もありますが、症状が重い場合は薬物療法と組み合わせることが推奨されます。
統計
米国外科医総長報告(1999年)によると、健康な成人の約10%が毎年不安発作を経験し、ほとんどは30分以内に収束します。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)
SSRIsはセロトニンの働きを調整し、気分を安定させることで不安発作の予防に役立ちます。主な薬剤は以下の通りです。
- ゾロフト(フルオキセチン)
- パキシル(パロキセチン)
- プロザック(フルオキセチン)※ゾロフトと同成分
- セレクサ(エスシタロプラム)
ベンゾジアゼピン系薬剤
ベンゾジアゼピンは不安の身体的症状を速やかに緩和しますが、依存性のリスクがあるため長期使用は推奨されません。代表的な薬剤は以下です。
- アルプラゾラム(Xanax)
- ジアゼパム(Valium)
- クロルジアゼポキシド(Halcion)
三環系抗うつ薬(TCAs)
TCAsはセロトニンとノルエピネフリンの濃度を調整し、不安発作に効果があります。主な薬剤は次の通りです。
- ビバクチル(アミトリプチリン)
- アダピン(クロミプラミン)
- エラビル(イミプラミン)
モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOIs)
MAOIsはセロトニンとノルエピネフリンの分解を抑制し、不安発作を軽減しますが、重篤な副作用や薬物相互作用が多いため、使用は慎重に管理されます。代表例は以下です。
- ナーディル(トラマジプル)
