ERP(曝露反応妨害)で強迫性障害(OCD)を克服する方法
はじめに
強迫性障害(OCD)は不安障害の一種で、執拗な思考や感情、そして儀式的な行動が特徴です。日常生活や生活の質を大きく損なうことがありますが、曝露反応妨害(ERP)という治療法が有効です。
必要なもの
- 信頼できるセラピスト
- 医療提供者(医師)
実施手順
- ERPの基本を学ぶ
ERPは、ストレスのかかる状況に一定時間留まることで、徐々に慣れ不安が軽減されるというシンプルな原理に基づきます。恐怖対象を「曝露(exposure)」と呼び、曝露中に強迫行為を行わないことを「反応妨害(response prevention)」とします。恐怖刺激に曝露し、反応妨害を続けることで不安が消失します。
- 恐怖リストを作成し、軽いものから取り組む
不安や恐怖を「最も強い」から「最も弱い」までリスト化し、下位の項目から順に実施します。一度に複数の恐怖に取り組まず、各項目を十分に克服してから次へ進みます。
- 十分な時間を確保する
各恐怖に対しては、1〜2週間、毎日1時間程度を目安に実施します。自分の不安レベルが最高時の約半分になるまで続けることが目標です。
- 恐怖対象に実際に曝露する
可能であれば実際の状況に身を置きます。入手困難な場合は、飛行機に乗る恐怖などを頭の中でイメージし、その場面に留まる練習を行います。
- 不安は害を及ぼさないことを自分に言い聞かせる
曝露中に感じる不安は一時的なもので、身体に害はありません。時間とともに減少し、反応妨害を続けることで長期的に不安への感受性が低下します。通常の安心行動を抑えて、意識的に反応しないことを選択します。
