季節性情動障害(SAD)の対処法

季節性情動障害(SAD)は、日照時間が短くなる冬季に発症しやすいうつ症状です。気分だけでなく、行動やエネルギーにも影響を及ぼします。薬物療法や心理療法に加えて、光療法が有効な代替手段として注目されています。

薬物療法

  • 抗うつ薬が主に用いられ、症状が出る季節だけでなく通年で服用する方法や、症状が出ない季節は減量する方法があります。FDAが季節性情動障害専用に承認した延長放出型抗うつ薬は、ウェルブトリンXL(ブプロピオン)です。他にも、パロキセチン(パキシル)、セルトラリン(ゾロフト)、フルオキセチン(プロザック・サラフェム)、ベンラファキシン(エフェクサー)などが使用されます。

光療法

  • 日光不足が原因とされるため、人工光を一定時間浴びることで脳内の化学変化を促し、うつ症状の改善が期待できます。専用のライトボックスを目の高さに置き、朝30分程度明るい光(10,000 lux)を浴びるのが一般的です。副作用はほとんどありません。

    ただし、光療法はFDAの承認を受けていないため、臨床試験でのエビデンスは限定的です。薬物療法を避けたい場合や、薬の副作用が問題になる場合の代替手段として利用されます。使用は日照が少ない季節に限定すれば効果的です。

心理療法

  • 認知行動療法などの心理療法は、否定的な思考パターンを見直し、感情の改善を図ります。単独でも効果はありますが、薬物療法と併用することで症状の改善がより顕著になるとされています。

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