不安・うつ病の代替療法としての5-HTP

定義

5-HTPはハーブとみなされることもありますが、実際はアミノ酸であり、食品サプリメントとしても扱われます。化学名は「ヒドロキシトリプトファン」。トリプトファン(七面鳥などのタンパク質に含まれる)に似ており、セロトニン(気分やうつに関与)と構造が近いです。うつや不安障害の治療に用いられます。

作用機序

うつは中枢神経系でのセロトニン減少が関与するとされています。5-HTPはトリプトファンからセロトニンへと変換され、脳内のセロトニン濃度を上げます。これにより気分が改善され、うつ症状が軽減します。一般的な開始用量は1日100 mgで、製品によっては1日3回、最大300 mgまで増量できることがあります。

関連研究

マイケル・マリー博士(『5-HTP:うつ・肥満・不眠の自然な克服法』)によれば、従来の治療に反応しない患者でも5-HTPが有効な場合があります。ある研究では、99名の患者に1日50〜600 mg(平均200 mg)を投与し、治療後に43名がうつから完全に回復、さらに8名が顕著な改善を報告しました。

5-HTPの不安への効果

エドワード・R・ロシック博士は、定期的に5-HTPを摂取することで不安や不安発作が軽減すると指摘しています。メカニズムはうつと同様で、脳内セロトニンを増やすことでストレスや不安に関連する気分が改善されます。

うつ病 - 関連記事