ADHDに用いられる薬は何ですか?

ADHDとは

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、課題への集中やエネルギーのコントロールが困難になる神経発達障害です。子どもに多く見られますが、成人でも診断されます。主な症状は、課題を完遂できない、順番待ちが苦手、目線が合わない、家具やカーテンに登る衝動などです。

メチルフェニデート系薬剤

メチルフェニデートは刺激薬に分類されますが、アンフェタミンとは作用機序が異なります。脳の活動を高めつつ、余計な刺激を除去することで注意力を向上させます。主にナルコレプシー治療に用いられますが、ADHDでは低用量で処方されます。代表的な製剤はリタリン(Ritalin)やコンサータ(Concerta)です。

アンフェタミン系薬剤

アンフェタミン(例:アデロール)はメチルフェニデートよりも強力な刺激薬です。ノルエピネフリンとドーパミンの脳内濃度を上げ、集中力と気分の安定を促します。また、覚醒度を高め疲労感を軽減します。

ブプロピオン系薬剤

ブプロピオンは抗うつ薬に分類されますが、ADHDでも使用されます。ノルエピネフリンとドーパミンの再取り込みを阻害し、神経伝達物質のレベルを保ちます。ウェルブトリン(Wellbutrin)が代表例です。

副作用

薬剤に共通して起こり得る副作用として、口の乾燥、下痢、吐き気があります。リタリンでは食欲減退や睡眠障害が報告され、特に子どもに顕著です。ウェルブトリンは高用量(450 mg以上)で、頭部外傷や肝疾患既往がある場合に痙攣リスクが上昇します。

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