ネガティブから切り離すための実践的な方法
はじめに
職場や人間関係でネガティブな経験をしたことがある人は、その影響が感情や健康にどれほど大きいかを実感しているでしょう。スティーブ・オーネラス博士の『エナジーヴァンパイア――個人と仕事でのストレスとネガティブ思考の管理』でも、ネガティブなエネルギーは放置すれば私たちの活力と精神を吸い取ってしまうと指摘されています。ネガティブ要因を見極め、影響を最小限に抑えることで、ストレスを減らし、生活の質を向上させることができます。
ステップ1:ネガティブの原因を特定する
まずは、どの領域がネガティブな感情を引き起こしているかを考えます。上司の過度な批判や同僚の陰口など、明らかな原因もあれば、友人の悲観的な考え方が徐々に自分の幸福感を蝕むといった微妙なケースもあります。家族・友人・仕事など、生活全体を俯瞰して原因を洗い出しましょう。
ステップ2:影響を軽減する行動を取る
原因が分かったら、可能であれば相手に行動の改善をお願いしてみます。多くの場合、相手は自分のネガティブさに気付いていないだけです。たとえば、批判的な上司には「フィードバックをもう少し建設的に言い換えていただけませんか」と依頼したり、友人には「否定的な発言は控えてほしい」と伝えることで状況は変わります。
ステップ3:接触を減らす、または断つ
改善が見られない場合は、接触機会を減らす方法を検討します。上司が変わらないなら部署異動や転職を視野に入れ、友人が否定的な言動を止めないなら会う頻度を減らす、最悪の場合は完全に関係を断ち切ります。
ステップ4:内面からポジティブを育む
ミシガン大学のバーバラ・L・フレドリクソン博士が『Prevention & Treatment』(2007年3月号)で報告したように、ポジティブな感情はネガティブな感情の結びつきを緩める効果があります。前向きな考え方を習慣化し、ポジティブな人と過ごす時間を増やし、喜びを感じられる活動に取り組むことで、自然とネガティブから距離を置くことができます。
