野生ウサギの食用に伴う危険性
野生ウサギを狩る理由
野生ウサギは世界各地で大量に生息し、過密になることもあります。農作物や庭園を食い荒らす害獣として扱われることが多く、作物被害を防ぐために狩猟が行われます。また、ウサギ肉は脂肪が少なく高たんぱくで美味しいことから、食用として狩られることもあります。
野生ウサギの個体数
オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどではウサギの繁殖速度が非常に速く、個体数が制御できないほど増加しています。各国政府は狩猟の奨励や、ウサギ特有のウイルス(ミクソモシスやカリシウイルス)を放つことで個体数抑制に取り組んできました。これらのウイルスは人間には感染しません。
ウサギ熱(ツラレミア)
フランシスラ・ツラレシスが原因となるウサギ熱は、野生ウサギやそれに寄生するシカバエやダニが媒介する感染症です。ウサギの皮をはぐ際や加熱が不十分な肉を食べた際、または感染した昆虫に刺されることで人に移ります。発熱、寒気、筋肉痛などの症状は曝露後2〜10日で現れ、抗生物質で治療可能です。
安全に扱うための対策
- ウサギが多く生息する地域へ入る際は、長袖・長ズボンを着用し、虫除けスプレーでシカバエやダニの刺咬を防止する。
- 狩猟時は防護手袋・保護メガネを着用し、皮膚の切り傷はきちんと覆って血液や体液との接触を避ける。
- ウサギ肉を調理する場合は、手袋をはめて取り扱い、中心部まで十分に加熱し、病原菌を死滅させる。
